妖精

ドラゴンの赤ちゃん、拾いました

6. ホットケーキのお布団

「ふぅ~、あぶない、あぶない。もう少しでばれるところだった。」リューイはホットケーキを机の上に置くと、ベッドの上を確認しました。ミュウは先程と同じ場所に大人しく座っています。リューイは安心すると、早速、ホットケーキにかぶりつきました。「うま...
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7. 未知との遭遇?!

――どこへ行ったのかしら?お母さんがふと、ベッドに目をやると布団の端からホワホワとした茶色の毛がのぞいていました。
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8. 拾ったドラゴンには意外な特技がありました!

ミュウがリューイたちの家に来てから三ヵ月が経ちました。拾われたドラゴンの仔(こ)は家族の愛情を一身に受け(?)すくすくと成長しているようです。すっかり人間の生活に馴染んだミュウの様子をちょっと覗いてみましょう。
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9. 男の子、ガッコウへ行く

信じられない思いで目の前の扉を見ていました。――リューイが…リューイがボクを置いていっちゃった…
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10. ケサランパサラン?

ドアを開けたお母さんを最初に出迎えたのは、フワフワと舞う白い物体でした。「まあ、何これ?」リューイの新しい遊びかと思ったお母さんは一瞬、笑いかけましたが、すぐに笑顔が凍りつきました。
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11. 男の子、家出をする

とうとう二人は外に放り出されてしまいました。時刻は既に夜の7時を回っていました。こんな時間にミュウを連れて森に行くなんて無理です。
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12. おばあちゃんはいつだって味方

コン、コン、コン。暖炉(だんろ)の前で居眠りをしていたおばあちゃんは、ノックの音で目を覚ましました。時計を見ると9時を少し過ぎていました。「こんな時間に誰かしら?」
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13. 豆ジジイ

おばあちゃんは無駄のない動きで、どんどん鞘から豆を取り出していきます。あっという間に、ツヤツヤとした豆の山が出来ました。なんだか楽しそうです。魔法のようなおばあちゃんの手の動きに誘われて、リューイもお手伝いをしたくなりました。
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14. ミュウ、学校へ行く

「スゲー、本物(ほんもの)のドラゴンだ!」「マジ、かっけー!」「きゃ~、かわいい!」ミュウが校門をくぐると、あちらこちらに散(ち)らばっていた子供たちが、わらわらと集まってきました。「えへへ、そんなにカッコいいかな?」リューイは自分が褒(ほ...
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15. ミュウ、授業に参加する

「ギュイ!ギュイ!ギュイ!」算数が得意なカル君が手を挙げると、一番後ろの席に座っているミュウも短い前足を上げて鳴き始めました。