赤ちゃん

ドラゴンの赤ちゃん、拾いました

5. 困ったときは、おばあちゃんに相談してみよう! その2

おばあちゃんの家のガラス窓は曇り一つなく、全てピカピカに磨きあげられ、家の中からは洗い立てのリネンの匂いと、なにやら甘い香りが漂ってきます。リューイはワクワクしながら家の中を覗き込みました。
ドラゴンの赤ちゃん、拾いました

6. この子がドラゴン?!

おばあちゃんは眼鏡(めがね)を外すと、額(ひたい)に手を押(お)し当(あ)てました。「これはやっぱり、ドラゴンだわ…種類(しゅるい)にもよるけど、大人になったらすごく大きくなるわよ。」
ドラゴンの赤ちゃん、拾いました

7. 時空の狭間で

それはおばあちゃんが森ではなく、まだ町に住んでいた子供の頃の話です。ある日、近所の人が奇妙な動物の死骸を拾ってきました。
ドラゴンの赤ちゃん、拾いました

8. 美しい人

その夜、夢の中でリューイは髪の長い女の人が泣いているのを見ました。顔は見えませんでしたが、リューイはその人がとても綺麗(きれい)な人であることがわかりました。