ドラゴンの赤ちゃん、拾いました。

夕食の間も妖精たちは絶え間なくしゃべり続け、おばあちゃんを笑わせたり、感心させたりしていました。今夜の主役は、間違いなくこの二人と言ってよいでしょう。おばあちゃんは妖精たちのために、マグカップに小皿を載(の)せた小さな簡易(かんい)テーブル...

食事の後、リューイはユストを誘って庭に出ました。今夜は十三夜です。昔から「十三夜に曇りなし」と言われるだけあって、今夜もよく晴れていました。月明かりが小さな庭を照らしています。

そうこうしているうちに楽しい時間はあっという間に過ぎ、11時になってしまいました。

ユストは二人に礼を述べ、別れを告げると妖精たちを連れて家を出ました。おばあちゃんとリューイはユストを門のところまで見送るつもりでしたが、急に別れ難くなり、結局、ユストが馬を繋いである小川の畔まで見送ることにしました。

人生にはたくさんの分岐点があって、一つ一つの選択で行先がどんどん変わっていきます。分岐点には今日のようにはっきりと自覚できるものもあれば、知らぬ間に通り過ぎてしまうものもあります。

平和で恵まれた日本に住んでいても、クリスマスプレゼントを貰えない子たちもいます。そんな子たちのために、私たちでも簡単にできることは...

早いもので、東日本大震災から13年が経ちました。災害大国に住む私たちは、あの記憶を風化させてはなりません

シリアのアサド大統領の妻であるアスマー・アル＝アサドは、その美貌から「砂漠の薔薇」や「中東のダイアナ」と評されていました。

お腹を減らしたフェアリー達は、ショーウインドーに並べてあるケーキを見て...

ユストと女王が庭でお茶をしていると、羽根の生えた手の平サイズの二人組がうろちょろし始め...